作成日:2022/11/21
不妊治療と仕事の両立
先日、治療と仕事の両立支援を行っている病院から、不妊治療と仕事の両立についての質問がありました。
従業員さんからは、使える制度が何かないかと言う質問。
事業主さんからは、会社としてしなければならないことは何かという質問。
確かに、これも治療と仕事の両立支援の一環だと気づきました。
厚生労働省のホームページには「不妊治療と仕事との両立のために」というページがあります。
不妊治療と仕事との両立のために|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
こちらに企業(事業主)向けのマニュアルと、労働者(職場の上司・同僚)向けのハンドブックがあります。
マニュアルはダウンロードもできますが、冊子を希望する場合は労働局で入手できるようです。
(労働基準監督署にはありませんでした)
既に導入している企業の例がいくつか掲載されているのですが、これがとても参考になりました。
休暇制度を設ける会社、時短など柔軟な働き方を導入する会社、費用の助成や専門家への相談サポートなど。
労働者側も、ご本人は、まずどんな使える制度があるのか就業規則等で確認してみる。
治療している部下がいる上司や同僚は、どのような対応や配慮が必要なのかについて知る、ということが必要だと思いました。
上記のことは不妊治療に限ったことではなく、がん患者さんや長期療養者さんの両立支援でも言えることです。
なかなか余裕のない企業もあるかと思いますが、労働者が、離職せずに働き続けられるような取り組みをお願いできればと思っています。