心にうつりゆく よしなしごと
心にうつりゆく よしなしごと
作成日:2020/09/29
グリーフ・カウンセリング



先日グリーフ・カウンセリング講座(基礎編)を受講してきました。
受講前は死別体験が対象だと思っていましたが、グリーフは「大きな喪失体験(主に死別体験)により身体・感情に影響をきたし、そのことで表れる『反応』」と定義されており、死別だけではなく離婚や失業、また自然災害や火災などによる家屋や馴染んだ場所の喪失なども喪失体験に含まれるとのこと。
確かに失業したとたん(それがリストラなどでなくとも)「〇〇会社の××部に所属しているワタシ」というアイデンティティが一つ失われ、ちょっと心もとない気持ちになったものでした。

ただ、様々な喪失体験の中でもやはり死に関するものが一番大きいこともあり、講義では理論も実例からの学びも事例検討も、残された当事者についてのものがほとんどでした。
そんな日に飛び込んできた有名女優死去のニュース。
グリーフをいままさに勉強している私たちにもやはり色々な反応が起きました。
私はたまたまこの学びの空間にいて自分の感じたことなどを話せる環境でしたが、数日経ったいまでもなんとも形容しがたい気持ちになります。

このコロナ禍でリモートワークや感染防止など他者と接することが極端に少なくなっている時期に、一人で直面された方のなかにはモヤモヤする気持ちを抱えている方がいらっしゃるかもしれません。
コロナ禍で様々な喪失体験をされている方もいらっしゃるでしょう。
不安な気持ちになった時、なんとなく違和感のある時、ただただ泣きたい時などに、当たり前に相談できるグリーフ・カウンセリングという場所があるということをもっと知ってほしいと思うと同時に、私も更に知識を深めていきたいと思いました。

参考までに「こころの耳」のURLを記載します。
https://kokoro.mhlw.go.jp/

 
 
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